流産と子宮の病気
流産は、妊娠24週未満の分娩をいいます。人工流産と自然流産に分かれ、人工流産は日本では優生保護法の法律の下、指定医が許可された施設でのみ行うことが可能です。自然流産は、病気その他の要因で、妊娠の継続が不可能になり、排出される過程をいいます。
原因は、胎児側にある場合と母体側にある場合がありますが、胎児側の異常として主な原因は、染色体異常です。母体側の異常としては、子宮の奇形・炎症・腫瘤などによる子宮筋層・子宮内膜の異常、子宮頚管無力症、子宮損傷などがあげられます。また子宮の病気以外にも、心臓疾患や中毒症や自己免疫疾患などの病気も挙げられます。
子宮筋腫はそれ自体は緊急性はありませんが、妊娠時は、その部分の子宮内膜の発育不全が起こり、流産の可能性が高くなります。また、妊娠で女性ホルモンの量が多くなって子宮筋腫が大きくなリ、妊娠の邪魔をするという弊害も起きています。
診断は子宮出血と下腹部の痛みが主になります。内診や内分泌検査や超音波が検査の方法で、子宮外妊娠との鑑別が重要です。
治療は、切迫流産の場合は、子宮収縮抑制剤を利用した後の安静療法です。また、進行流産の場合は、流産を避けられず、母体の健康を考えたうえでの手術が適用されます。
