子宮膣部びらん
性的に成熟した女性の多くに見られる現象です。子宮頸部の上皮細胞が、子宮の入り口付近まで存在する状態です。エストロゲンの作用で子宮内膜が増殖して、内層が大きくなって膣側に向かってせり出してきていると考えられています。
小児や高齢者にはほとんどみられず、思春期に出現し、ほとんどの人に見られます。閉経後にはエストロゲンの量は減少して子宮頚管は元に戻り、びらんもなくなります。これを「偽びらん」と呼びます。
一方表面組織の上皮細胞がなくなってしまった状態を「真びらん」といいます。ほとんどは「偽びらん」のことが多く、異常ではありません。
症状は、おりものの増加や性交痛もしくは出血があります。治療は、ほとんど必要ありませんが、レーザー手術、冷凍手術、電気凝固法などがあります。
びらん出血があった場合は、子宮頚癌との鑑別が非常に重要です。早めに専門医に相談する事が重要になります。
