頚管粘液法
頚管粘液法は、女性のおりものの状態から排卵日を予測するという方法です。月経周期に応じて、おりもの状態が変化します。毎日、指を膣に挿入して、指についたおりものの状態をチェックします。
月経直後はおりものの量は少なく、粘度は高いです。その後、おりものの量は増え始め、無色透明となり、粘度は低くなります。この状態が2〜3日間継続して、また元の粘度の高い状態になります。おりもの粘度が低い2〜3日間の間が排卵日という予測を立てます。おりものの粘度が高い時は射精された精子は動きにくい状態であることが、簡単に予測できますね。また、排卵日の粘度が低いおりものの時は、精子は行動しやすく、受精しやすい状態であることも予想できますよね。
この方法は、非常に職人的な作業になります。毎日自分でおりものをチェックしているうちに、身体の状態が細かくわかってくるものです。いきなり直ぐには排卵日の予測は立てられないでしょう。経験がものをいいます。したがって、この方法は完全な避妊方法とは言えませんし、失敗の確立も高くなることは言うまでもありませんね。